第13回研究会
(オンライン)

【テーマ】
やめようと考えると問題行動が進む?
2024年2月19日(月)
19:00~21:00

テーマ

やめようと考えると問題行動が進む?
【報告者】
平井愼二
下総精神医療センター 医師

開催概要

●日程・開催時間
2024年2月19日(月)19:00~21:00
※後半40分間は意見交換

●形式
オンライン開催 Zoom(※)で行います
※Zoom(ズーム)とは無料で簡単に使えるWebサービスです。事前にアプリのインストールが必要です。
PC、タブレット端末、スマートフォンでご視聴いただけます。ご視聴にはインターネット環境が必要です。
参加に伴う通信料は参加者様負担となります。

●事務局
条件反射制御法学会事務局

受講費について

(参加費用)
●会員
1,000円
●非会員
3,000円

(2023年度会員年会費)
●会員の方
2023年度年会費未払いの方は、お申込み時に年会費を併せてお支払いください。
会員参加費に加えて、2023年度年会費 5,000円

●非会員だが2023年度の会員になって参加する方
会員参加費に加えて、2023年度年会費 5,000円
※会員資格発生後は、学会誌の最新号と会員向けメールマガジンをお送りします。

(1)参加費はお支払い後、参加者様都合の場合、返金はできかねますので、ご了承ください。
(2)ご入金確認後、研究会開催3日前までには、お申し込み時のアドレスへ参加用URLを送信します。

お支払い方法
●郵便振替
自動返信メールの記載を必ずご確認ください。

●クレジットカード
申し込みフォームより必要事項を入力しお支払いください。
※決済プラットフォームはStripe(ストライプ)を使用しています。

申込み方法について

上記タブ「申し込みフォーム」からお申込みください。
※申込完了時に申し込みフォームに記載された「連絡先メールアドレス」に自動配信されます。
自動配信メールが届かない場合は、受付が完了していない場合がございます。問い合わせ先のアドレスに照会をお願いします。
※HP申し込みフォーム以外の郵送・電話・E-mail等による申し込みは受理できませんのでご注意ください。

募集期間

参加申込受付を終了しました。
たくさんのお申し込み、ありがとうございました。
・郵便振替でお支払いの方:2024年2月8日(木)まで
・クレジットカード決済の方:2024年2月15日(木)まで

注意事項

PCの問題、WEB接続環境が整っていない等の接続に関するサポートは行っていませんので、ご了承ください。

研究会についての問い合わせ先

条件反射制御法学会事務局 担当:寺内
E-mail:crct.mugen@gmail.com

研究会当日の緊急連絡先

NPO法人アパリ 担当:尾田
電話:090-3047-1573

参加申込受付を終了しました。
たくさんのお申し込み、ありがとうございました。

テーマ:やめようと考えると問題行動が進む?

【報告者】
平井愼二
下総精神医療センター

生物が38億年ほど前に地球上に現れた。生物の中で環境とのやりとりにおいて生理的現象である防御、栄養摂取、生殖のいずれかに成功すればその時点までの活動の再現性が高くなる性質、並びにいずれにも失敗すればその時点までの活動の再現性が低くなる性質の両方をもつ群が生き残り易く、進化した。

それらの性質を、生物が動物と植物に分かれた後も、動物の中枢神経系は引き継いで行動を司ってきた。その結果、動物の中枢には環境起源の刺激で作動する反射が無数にあり、行動時にそれらが連続的な環境起源の刺激で作動して、過去に防御、摂食、生殖に成功した行動を再現する。

動物の一部が立ち上がり始め、視認下の限局的な環境で自由な前肢により生理的行動の一部を行った。前肢の動作を生じた中枢内の反応、及び、環境中であるが中枢起源の前肢の動作、それによる対象物の変化が刺激となり、反応として再び前肢の動きが生じた。そのような反射の連続の後に、生理的成功に至れば、それらの神経活動は強化される。つまり、ある反射の結果が次の反射の刺激であるので、中枢内で反射が連結し、連鎖状あるいは網状の連結になる。連結した反射は、四足歩行までの動物がもつ生理的成功行動を再現する中枢(第一信号系)の作用で機械的に作動する。

いずれかの連結した反射が作動中に、異なる連結した反射が作動すれば、それらは競合し、後に選択が生じて一つの行動が展開する。その行動で生理的成功に至れば、それに至った行動を司った反射は強化され、また、その生態において反復される競合および選択を生じる機能は世代を経て成長した。

ヒトは直立二足歩行になり、自己と環境の刺激から無数の連結した反射の機械的な再現を観察して意識を構成し、優勢な複数の連結した反射の競合から選択までが意識されて思考になるもう一つの中枢(第二信号系)をもった。ヒトは未来を選択する思考が優勢になって、あるいは特定の過去を再現する反射連鎖の作動が優勢になって、行動する。

特定の行動を社会生活から逸脱して反復する状態にあるヒトが、その特定の行動をしないでおこうと考えると、それが刺激となって、特定の行動を再現する反射連鎖の作動が生じ、特定の行動をしてしまうことになりえる。

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